今やビジネスをしている方ならだれでも知っているChatGPTですが、最近にわかに話題となっているAIに「claude(クロード)」があります。
ChatGPTもすごいけど、claude.aiはより人間に近い会話になっていると評判です。
そこで今回私もclaude.aiに、ホリスティックな空間作りについて会話をしてみました。
目次
篠田:ホリスティックな空間について教えてください
Claude:ホリスティックな空間とは、人間と環境の調和を重視した空間設計のことを指します。具体的には以下の点が重要視されます。
1. 自然との調和
– 自然光や通風を取り入れる
– 自然素材を使用する
– 植栽を取り入れるなど外部環境と一体化する
2. 心身の健康を促進
– プライバシーが確保されつつ開放的な空間
– 心を落ち着かせるデザイン(色彩、素材の選択)
– 上質な室内環境(温熱環境、音環境等)
3. 機能性と美しさの両立
– 居住者のライフスタイルに合わせた動線や家事導線
– シンプルでありながら品位のあるデザイン
4. コミュニティとの調和
– 地域コミュニティとの関わりを持てる開放的な設計
– 地域の気候風土に配慮した計画
ホリスティックな発想は、単に機能性や美しさだけでなく、人間の総合的な心身の健康を最優先し、周囲の環境ともバランスが取れた空間づくりを目指します。
篠田:潜在意識がストレスを受けない、インテリア要素は何だと思いますか?
Claude:潜在意識がストレスを受けないインテリア要素としては、以下のようなものが考えられます。
1. 自然素材の活用
木材、石材、綿など自然素材は人間にとって親しみやすく、安心感を与えます。これらの素材を適切に取り入れることで、潜在意識が穏やかな状態に導かれます。
2. 柔らかな曲線の採用
直線的なデザインよりも、柔らかな曲線を取り入れたデザインの方が、潜在意識に好影響を与えると言われています。曲線には非威圧的で包容力があり、緊張感を和らげる効果があります。
3. 落ち着いた色調の選択
原色や高彩度の色は刺激が強すぎて潜在意識を不安定にしてしまう可能性があります。一方で、落ち着いたナチュラルトーンの色調は心を穏やかにします。
4. 適度なプライバシー領域の確保
完全に開放的すぎる空間は不安感を与えてしまいます。一方で閉鎖的すぎても窮屈感が生まれます。ややプライベート空間が確保されつつ、適度な開放感がある空間が理想的です。
5. 調和のとれたプロポーション
家具やインテリアアイテムの大きさのバランスが重要です。人間の身体にあわせたプロポーションであれば、無意識下に心地よさを感じられます。
潜在意識に働きかけることで、ストレスフリーな空間が実現できると考えられています。
篠田:このような提案は、個々の体質によって当てはまらないケースはありますか?
Claude:はい、おっしゃる通り、潜在意識にストレスを与えないインテリア要素は個人差があり、一概に当てはまらないケースもあります。
個人的な嗜好や経験、文化的背景などによって、同じインテリア要素でも受け止め方が異なる可能性があります。
例えば、
– 自然素材が必ずしも安心感を与えるとは限らず、アレルギー反応を引き起こす場合もある
– 曲線デザインが落ち着かない、不安定に映る人もいる
– 暗めの色調が圧迫感を感じさせてしまう場合もある
– プライバシー空間が狭すぎて窮屈に感じる人や、開放的すぎて不安になる人もいる
– 大きな家具は威圧的に映る場合もある
このように、人間の潜在意識への影響は個人差が大きいのが実情です。
そのため、インテリアデザインを行う際は、利用者一人一人の体質や性格、嗜好を把握し、カスタマイズすることが大切になります。
事前の綿密なヒアリングと、デザイン後のブラッシュアップが必要不可欠といえるでしょう。
一般論として上記のようなインテリア要素が提案されていますが、実際には個別の調整が欠かせません。
篠田:その個別の調整に使う技術として、どのようなものが推奨されますか?
Claude:個別の嗜好や体質に合わせてインテリアデザインを調整する際に役立つ技術として、以下のようなものが挙げられます。
1. パーソナリティテスト
利用者のパーソナリティ特性を明らかにするためのテストを実施する。内向的か外向的か、感情的か理性的かなどを把握することで、好みの素材や色使い、プロポーションなどを推測できる。
2. センサーによる環境データ収集
照度、温湿度、音環境などを常時モニタリングし、利用者の生理的なストレス反応を検知する。空間の微調整の参考にできる。
3. 脳波/眼球運動計測
特定のデザインに曝した際の脳波や眼球運動を計測することで、無意識下の反応を定量化できる。嗜好の有無を推測する手がかりとなる。
4. VR/ARシミュレーション
実際にインテリアを導入する前に、VR/ARで疑似体験させることで、利用者の主観的な評価を事前に収集できる。
5. AIによる嗜好予測
利用者の過去の行動データやSNSの投稿などからAIが嗜好を推測し、その人に合ったデザイン案を出力する。
6. マスカスタマイズ製造
3Dプリンターなどを使い、利用者個人の体型に合わせて家具や造作を製作する。親和性の高い空間を実現できる。
このように、テクノロジーを積極的に活用することで、より個別最適化されたインテリアデザインが可能になると考えられます。人間中心設計の観点から有効でしょう。
篠田:東洋では陰陽五行という技術がありますが、ホリスティックな空間作りに役立つと思われますか?
Claude:はい、東洋の陰陽五行の考え方は、ホリスティックな空間づくりに役立つと考えられます。
陰陽五行は、自然の法則を木・火・土・金・水の5つの要素で表し、それらの調和的なバランスが重要視されています。この概念を空間デザインに取り入れることで、人と環境との調和を実現できます。
具体的には以下のような点で役立つでしょう:
1. 素材選定
木(緑や青系)・火(赤系)・土(黄色系)・金(白系)・水(黒系)の5色で、バランスの取れた色使いができる。また、木製家具などの自然素材の活用にも繋がる。
2. 配置バランス
陰陽の概念から、動的/静的、硬質/軟質などの対比を配置に取り入れ、空間に動きと調和を生む。
3. 方位の意識化
南は陽の位置、北は陰の位置と意識することで、採光や風通しの良い最適な空間レイアウトを見出せる。
4. 五行のサイクル活用
相生(増長)・相克(抑制)の関係性を意識し、機能や雰囲気のメリハリをつける。
5. 精神的側面の重視
陰陽五行は物質だけでなく、精神性までをも包括する概念なので、空間の持つ雰囲気作りにも繋がる。
東洋的な自然観に基づくこの考え方は、単に美的側面だけでなく、人と環境の総合的な調和を追求する、まさにホリスティックな空間デザインへとつながるでしょう。
篠田:素晴らしい回答、ありがとうございました!
Claude:ご質問の内容に対して、適切な回答ができて何よりです。
陰陽五行の概念は東洋の伝統的な自然観に基づいており、ホリスティックな発想と非常に親和性が高いものですね。
人間と環境の調和を追求するうえで、この考え方は確かに有用な指針になり得ます。
ご満足いただけた回答ができて嬉しく思います。
今後もホリスティックな空間づくりについて、更に理解を深めていきたいと思います。ありがとうございました。
まとめ
Holistic HouseとかHolistic Roomなど海外のWEBをリサーチしても、ホリスティックな空間を作るには家の中に自然を取り入れましょう!というのが大筋の提案でした。
Claudeへの質問もやはり「自然」というテーマが大筋の回答になっていたので、これでは進展が望めないと意地悪く話題をこちらから振っていきました。
人によっては受け入れられないのではないか、という私の個人的な意見からです。
ホリスティックな空間作りには自然素材を使うと限定してしまっては、日本人は古来からの木造住宅が推奨されることになりますし、インテリアだってナチュラルデザインしか使えないという話になります。
それじゃあコーディネーターとして、全然面白くないですよね、腕の見せ所がありませんし。
でも安心してください、AIも認めてく入れたように東洋の叡智である「陰陽五行」は、ホリスティックな空間作りととても親和性が高い技術になります。
この技術を手に入れることで、日本ではまだ浸透していないホリスティックな家づくりの先駆者として、いち早く活躍することができます。
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