壁紙やカーテンの色を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。以下に、インテリアコーディネーターが留意すべきポイントをいくつか挙げます:
- 空間の大きさと形状:
部屋のサイズや形状に合わせて、色を選ぶことが重要です。小さな部屋では明るい色や淡い色が広がりを感じさせ、大きな部屋では濃い色や深い色が空間を引き締める効果があります。 - 光の状況:
部屋に入る自然光の量や方向によって色の見え方が変わります。光が豊富な部屋では明るい色を選ぶことで明るさを引き出し、光が少ない部屋では暗めの色を使って温かみを演出することができます。 - 家具やインテリアの色との調和:
壁紙やカーテンの色は、家具や他のインテリアアイテムの色と調和するように選ぶことが重要です。色相やトーンを合わせることで統一感のある空間を演出することができます。 - 用途や雰囲気:
部屋の用途や希望する雰囲気に応じて色を選ぶことも重要です。リラックスしたい寝室では落ち着いた色を選び、活気のあるリビングルームでは明るい色を取り入れるなど、目的に合った色を選ぶことがポイントです。 - トレンドや個性:
最新のトレンドや自身の個性を反映するためにも、色の選択には注意を払う必要があります。ただし、トレンドにとらわれずに長く使える色を選ぶことも大切です。 - サンプルや試供品の活用:
実際の壁や窓に色のサンプルや試供品を貼ってみて、実際の光や空間との相性を確認することが重要です。色の見え方は照明や周囲の色によって大きく変わるため、実物を見て判断することが大切です。
これらのポイントを考慮しながら、壁紙やカーテンの色を選ぶことで、より理想的なインテリア空間を作り上げることができます。
しかし、肝心な視点が漏れています。
選んだ色がその部屋を使う家族にとって、健康面と精神面にどのような影響を及ぼすかというプロセスです。
夫婦の寝室、ご主人の書斎、奥様のユーティリティ、子どもたちの部屋、部屋のコンセプトだけで色を決めるのはとても危険です。
なぜ人には好きな色、嫌いな色があるのかというと、それは本能(潜在意識・無意識)でカラダの安全を維持しようとしてるからです。
ではヒアリングして好きな色、嫌いな色の情報を得ておけばいいかというと、人ってそれほど単純ではないので難しいところです。
そこで東洋医学のベースとなっている、『陰陽五行理論』を取り入れることで、ヒアリング無しでも第三者がズバリ適正な色を見つけることができます。
この陰陽五行論というのは、宇宙も、地球も、自然界も、私たち人間も、すべて「木・火・土・金・水」の5つの要素で成り立つという世界観です。
確かに地球や自然界には「木・火・土・金・水」の物質が存在しますし、宇宙に目を向ければ「木・火・土・金・水」の名のついた星があります。
さらに「木・火・土・金・水」に、太陽(日)と月を足せば暦の一週間にもなります。
そして私たちのカラダを構成する臓器も、次のイラストのように五行がそれぞれリンクしているのです。
そのカラダを構成する5つの要素の分量は、人によってばらつきがありそれが個性を生み、色や食べ物の好み、さらには未病を持っていることさえわかるのです。
こうした理論はすでにホリスティック医療、ホリスティック美容という分野で、ずいぶん昔から積極的に取り入れられています。
ところが今だに無関心なのが、私たちが従事している住宅業界なのです。
これはある意味、チャンスだと思いませんか?
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