インテリアコーディネーターの供給が、需要よりも上回っているのをご存じでしょうか。
インテリアコーディネーターの資格を取っても就職できない、運よく就職できてもコーディネートとはかけ離れた雑用ばかりで、経験値を上げる仕事が新人には回ってこない。
将来はフリーランスとして独立することを目指しているのに、これじゃあ何年この会社に勤めたら夢は叶うのだろう、と将来を不安に思っていませんか?
そこでインテリアコーディネートの未経験者や初心者の方に向けて、成功するためのスキルアップや市場の見極めに関するアドバイスをいくつかご紹介します。
目次
専門知識の向上を目指す
インテリアデザインやコーディネーションのスキルを向上させるために、関連するコースやワークショップに積極的に参加し、自己研鑽を図りましょう。
また新しいデザインのトレンドやテクノロジーについて常に学習し、自分のスキルをアップデートし続けることがとても重要です。
ここで注意したいのは、そのスキルアップが市場に求められているものなのか、という事前リサーチです。
家づくりには様々な分野が関連するので、インテリアコーディネーターの勉強だけでは不十分と、現場に出て初めて実感する問題になります。
そのため、窓装飾プランナーとか、キッチンプランナーとか、カラーコーディネーターとか、照明、整理収納など、あれもこれもと資格ばかり追い求める方がおられます。
はっきり申し上げておきますが、どんなに資格をたくさん取っても肩書で採用されることはありませんし、フリーランスで営業してもお客様の信頼を勝ち取る保証もありません。
あれこれ資格を取ることは知識が増えて無駄とは言いませんが、そこに掛けた時間と投資費用を回収できるほどの、大きなリターンは期待しない方が良いでしょう。
スキルアップを目指すなら、需要が確実にあるのに供給が足りていない市場を見つけ、早期参入するために資格を取るのがお勧めです。
多様なサービスの提供を考える
インテリアコーディネーターの仕事は家づくり全般に携わることになりますが、インテリアコーディネートに加えて、関連するサービスやスキルを提供することで、顧客のニーズに柔軟に対応できます。
例えば、インテリアデザイン、家具の提案、空間計画などです。
この中でインテリアデザインのスキルを磨くことに、多額な費用と時間をかけることはあまりお勧めできません。
なぜならデザインは好みの問題であり、顧客にとっても正解が無いからです。
よほどあなたが長い経験を持ち、周囲から一目置かれるカリスマコーディネーターなら、顧客は全面的な信頼でコーディネート提案を受け入れてくれるでしょう。
しかしどんなにデザインの研鑽を積んだとしても、無名のあなたの提案に価値を感じることはできず、何度も提案を繰り返し要求されることになります。
それよりもプロとして提案を受け入れてもらいやすい、家具の配置や部屋の選定など空間計画のスキルアップを優先されると良いでしょう。
顧客が知りたがっている空間とはズバリ、心とカラダが癒されるホリスティックな空間づくりになります。
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